5Gの時代とは?
5Gの時代は何がどうなっていくのか?
5Gが社会に浸透していくとどうなるのか?
どの分野がどう変わっていくのか、調べてまとめてみました。
2020年からの10年間が、5Gが社会に普及し、浸透していく時代になりそうです。
つまり、これからの10年間が5Gの時代といえるようです。
目次【記事の内容】
スポーツ観戦やコンサートはVRで参加する
5GとXR技術によって、スポーツ観戦やコンサートは「見に行く」以上の臨場体験が得られそうです。
360度3D映像を、再生録画だけでなくリアルタイムで提供されます。
臨場感映像体験
スポーツ観戦やコンサートは、VR(Virtual Reality)の技術のおかげで、その場にいるような臨場感を味わえます。
これを実現する技術が自由視点映像合成技術です。
自由視点映像合成技術
複数のカメラ映像から3D映像を合成して、しかもリアルタイム配信する技術です。
サッカーなどのゴールシーンを、自分の好きなタイミングで360度3D映像で再生できるだけでなく、リアルタイム配信なのでライブ映像そのものを3D映像で配信できることになります。
複数のカメラ映像から3D映像を合成して、しかもリアルタイム配信する技術です。
入院中や障害で外出できない人もいっしょに体験できる
バーチャルリアリティであれば、入院していたり障害で外出できない人が、動物園や観光地をバーチャルリアリティで楽しめることになります。
日常生活もバーチャルの世界で
友達とショッピング、カフェ、カラオケ、家族で外食、など、あらゆる外出先がバーチャルリアリティになるかもしれません。
そうなれば、ネットショップという概念が消えてしまうことになりそうです。
リアルとバーチャルの境目がどこなのか認識できなくなるかもしれません。
近未来の若い世代は、「ネットショップ」の意味が理解できなくなっていそうです。車の自動運転が普及段階に
公道上での自動運転は、5Gが前提にはなるのは間違いないでしょう。
自動運転の普及と5Gの普及は同時並行で進める必要があります。
理由は、自動運転が桁違いのデータ通信量になるからです。
少し古いですが、2018年にインテルが試算したところによると、自動運転車は1日に4テラバイトのデータ量を生成します。
ごく普通のネットユーザが生成するデータ量は約1.5ギガバイト、自動運転は約30倍のデータ量になります。ただ、これだけのデータ量をまともに通信していたのでは、さすがに5Gでもムリで、実際には5G基地局で稼働するエッジコンピューティング技術がキーになります。リモートから医療診断・手術
5Gにより、リモートから医療診断・手術などが可能になると、どういう医療になるでしょうか。
- 大都市と地方、とくに離島との医療格差が縮小
- 救急医療で命を救える機会が増える
- 医師同士が撮影画像を共有し、診断までの時間が短縮
- 遠隔から手術を支援
- 医療従事者の重い負担を改善
大都市と地方、とくに離島との医療格差が縮小
大都市に医師が集中し、地方は医師が不足、医療機関が存続できなっている現状があります。なかでも、離島や無医村は深刻な状況にあると言えましょう。
地方で重傷者が発生した場合、大都市の医療機関に搬送するまでに手遅れになってしまう事例は、おそらく日々起きていることではないでしょうか。
救急医療で命を救える機会が増える
救急車で搬送中に、患者の高精細な映像を病院側の医師をリアルタイムに共有でき、医師から救急隊員に的確な指示が出せます。
救急車から病院までの搬送に時間がかかる場合などは特に、命を救える機会が増えると期待できます。
医師同士が撮影画像を共有し、診断までの時間が短縮
医師同士がCTやMRIなどの撮影画像を高精細で共有しやすくなり、診断までの時間短縮ができることになります。
遠隔から手術を支援
5Gでは手術中の動画を高速、リアルタイムに配信できます。これにより手術の執刀医は、より高い専門知識を持つ専門医から、リアルタイムで支援を受けながら手術を続けられます。
医療従事者の重い負担を改善
特定の病院に患者が集中し、そこの医療従事者に過重な負担がかかっている問題もあります。
5Gでオンライン診断が実現すれば、患者を搬送することなく、高い専門知識を持つ医師からアドバイスを受けながら診療を続けることが可能になります。
ロボットが普及
ローカル5Gを構築した、工場や地方公共団体、学校、イベント会場などで自律走行型ロボット(AGV)が活躍する光景が当たり前になりそうです。
ロボットは着実に社会に浸透していきそうです。
- イベント会場でリモートにいる人と、現地のロボットが協働して案内役
- 工場のロボットがAIと5Gで協調稼働して「Smart Factory」を実現
背景
労働人口の減少が止まらない中、ロボットの存在は物珍しさから「避けられない選択肢」に流れが変わっているようです。
ロボットを「そこにある」かのように遠隔操作
ロボットを遠隔操作するシーンはいくつか考えられます。
- 医師が遠隔地から、手術用ロボットを操作する
- 原発など危険な場所に入ったロボットを、技術者が遠隔操作する イベント会場などで、ロボットとオフィスの担当者が道案内する
これらに共通するのは、「人とロボットが協働する」ということになります。
- すべてを人がやると、解決できないケースがある
- かといって、すべてをロボットに任せることができない
ロボットの分野でもAIが活躍してきているとはいえ、人のレベルの判断力には及ばない領域と言えます。
この領域では人とロボットが協働すれば、これまで解決できなかった課題をクリアできることになります。
ロボットが協働するパートナーであれば、単なる「機械」として見るのではなく「アバター」(分身)として見てくれそうな気がします。
「道具」に強い愛着、愛情を注ぐ専門家は多いですが、ここでもそういう現象が広がりそうです。