カーポート周辺に防犯砂利を敷く-ガラス素材は?
結論
戸建てのカーポート周辺に防犯砂利を敷きたいとき、以下の条件であればガラス素材が効果的です。
- カラーバリエーションが豊富な防犯砂利から選びたい
- 音は大きいほうがいい
- 防犯砂利を敷く時の負担を考えて軽い素材がいい
- 価格が安い素材がいい
- 雨の時に流出する心配がない場所である、または流出しないよう対策を考えている
- 家の人が頻繁に踏む場所ではない
- 風が強くても飛散を心配しなくていい場所である
- 夜、ライトに反射するところではないので隣家に迷惑がかからない
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
- ガラス素材のメリット カーポート周辺に防犯砂利を敷く
- ガラス素材のデメリット カーポート周辺に防犯砂利を敷く
- ガラス素材の注意点 カーポート周辺に防犯砂利を敷く
- ガラス素材の特徴
- カーポートの危険性
- まとめ
ガラス素材のメリット カーポート周辺に防犯砂利を敷く
抑止効果
カーポート周辺は道路に面している場所だと思いますので、ガラス素材のデザイン性が効果を発揮します。
ガラス素材はカラーバリエーションが豊富なので、人目を引きつける効果があります。
泥棒などの侵入者は、ひと目を引く場所は嫌いなはずです。
砂利を敷く作業の負担が軽い
ガラス素材の防犯砂利は素材が軽いので、カーポート周辺に敷く時の作業負担が軽くなります。
女性が作業する場合は、扱いやすいでしょう。
安価
ガラス素材の防犯砂利は、他の素材の防犯砂利より比較的安いです。
周辺になじむデザインを選びやすい
カーポートは、道路に面していると思うのでザイン性が気になるところです。
デザイン性を重視する場合は、ガラス素材の防犯砂利なら、好みのものを豊富なバリエーションから選択できます。
カーポート周辺に侵入したのがすぐわかる
普通の砂利でも音が出ますが、防犯砂利はそれ以上の音が出るようになっています。
誰かが家のカーポートまわりを歩いていると、防犯砂利を踏む音でわかります。
周囲が寝静まった深夜は、よけい音が響きます。
除草負担が軽くなる
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなるので除草作業が楽になります。
水はけが良い
水はけが良いので、雨が続いたり、突然の激しい雨などの場合に敷地に水が溜まりにくくなります。
履物に汚れがつきにくい
防犯砂利を敷くと、靴などの履物に汚れがつきにくくなります。
ガラス素材のデメリット カーポート周辺に防犯砂利を敷く
軽いので飛散・流されやすい
ガラス素材の防犯砂利は軽いので、台風などの時に飛散しやすくなります。
また、大雨などのときも流れやすいので、ここは他の素材に比べて不利です。
粉塵の問題
防犯砂利を敷いていると、防犯砂利がこすれ合った結果、砂利が粉状になってしまって風に飛ばされることになります。
カーポートの周りは、どうしても人や車の往来が多くなるので、他の場所よりは粉塵の問題が発生しやすくなります。
ガラス素材の防犯砂利は、他の素材に比べて粉塵になりやすい傾向があります。
隣家への迷惑
防犯砂利を人や車がよく踏むようだと、隣家から「うるさい」と思われ、クレームになる恐れもあります。
「うるさい」とは思われなくても、ご近所が防犯砂利の音に慣れてしまうと効果に疑問も出てきます。
掃除がやりにくい
土やコンクリートなど、表面が平坦であれば落ち葉などの掃き掃除はスムーズですが、防犯砂利の場合は少々めんどうです。
カーポート周辺は開放性が高くて犬や猫も出入りしてしまいますので、その糞の掃除も土やコンクリートのようにはいきません。
雪かきも、土やコンクリートのようにはいきません。
侵入者の靴跡が残りにくい
防犯砂利は自分の履物が汚れないメリットがある反面、泥棒など犯罪者の靴跡が残りにくい面もあります。
犯罪者の侵入が全く気づかれない条件だった場合、たとえば雨の音で足音がかき消されるときは、防犯砂利が不利に働くことになります。
ガラス素材の注意点 カーポート周辺に防犯砂利を敷く
上階への足場になる場所に敷く
カーポートは、上階への足場に利用されるケースがあります。
これの対策として、足場になりそうな周囲に防犯砂利を敷くと効果的です。
飛散やズレの対策
カーポート周辺は開放性が高いので、飛散しやすい場所といえます。
ガラス素材の防犯砂利は軽いので、飛散防止対策が大事です。
飛散防止の方法はいくつかあります。
- ウレタン樹脂など飛散防止の液体を使う。
- 飛散防止マットを使う。
ガラス素材のデザイン性を活かす
ガラス素材の防犯砂利は、他の素材に比べてカラーバリエーションが豊富です。
カーポートに合わせて選択すると楽しそうです。粉塵の対策
防犯砂利を敷いていると、防犯砂利がこすれ合って、砂利が粉状になり風に飛ばされることになります。
ガラス素材は、他の防犯砂利に比べて粉状になりやすい特徴があります。
これを防ぐには、数年に一度、防犯砂利を入れ替えたほうがいいでしょう。
カーポート周辺は、人や車のタイヤで頻繁に防犯砂利を踏むので、粉塵になるのが早くなりそうです。
そういう点では、カーポート周辺には防犯砂利、特にガラス素材は不向きかもしれません。
防犯砂利を敷く場合でも、場所を厳選した方がよさそうです。
厚めに敷く
砂利がこすれ合って音が出るには、ある程度の高さが必要です。
3~5cmくらいが適当と言われています。
除草作業が不可欠
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなりますが、雑草を放っておくと肝心の音が出にくくなります。
ですので、雑草が生えているままにするのは危険です。
ガラス素材の防犯砂利を敷く前に、除草した後に防草シートを敷くと雑草が生えにくくなります。
メンテナンス
防犯砂利がこすれあって、次第に砂利が細かくなっていきます。
そうすると、音が出にくくなってきます。
細かくなっていった先は、粉塵の問題になりますので、定期的なメンテナンスは不可欠です。
少しでも長く使うことを考えると、大きめの粒がよさそうです。
ガラス素材の特徴
製造方法
ガラス素材の防犯砂利は、高温で融解したガラスに発泡剤を混ぜて焼結しています。
さらに、透明な状態で着色したり、軽石のような見た目にすることがあります。
また、研磨処理をしません。
軽い
製造方法からもわかるとおり、ガラス素材の防犯砂利は発泡処理しているため、内部に空気が入って軽くなります。
防犯砂利は1袋だいたい30kgぐらいですが、ガラス素材の場合は5kgていどです。
表面がざらざらして音が出る
ガラス素材の防犯砂利は、製造工程で研磨処理をしないので表面がざらざらしています。
豊富なカラーバリエーション
ガラス素材の防犯砂利は、着色するなど見た目を様々なデザインにすることができます。
そのため、デザイン性の高い仕上げができるので、豊富なバリエーションの中から好みのもの選択する楽しみがあります。
多孔質
多孔質なので、水をよく通します。
水はけが良く軽いので、鉢の底石として使われることもあります。
屋外(カーポート)の危険性
足場に使われる
カーポートが、2階などへの侵入の足場に使われるケースがあります。
車の盗難
夜間や留守中に車が盗難に遭うケースです。
車上荒らし
タイヤホイールなど車の外装部品や、社内のカーナビやオーディオなどの部品、あるいは金品などが盗難に遭うケースです。
いたずら
車のボディに傷をつけられる、あるいは車を狙った放火など愉快犯と思われる犯罪です。
無断駐車
留守をいいことに勝手に駐車しているケースなどです。
まとめ
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
カーポートは2階への足場に使われるケースもありますので、侵入者に侵入を断念させる効果が期待できます。
カーポートの場合はデザイン性も気になると思うので、ガラス素材の防犯砂利はカラーバリエーションが豊富で、デザイン性を重視する場合はメリットが大きいです。
ガラス素材の防犯砂利は軽いので、DIYで砂利を敷く作業の際は負担が軽減できます。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵対策などメンテナンスでは注意点があります。
ガラス素材の防犯砂利は軽いので、飛散に注意が必要です。
カーポート周辺は、人や車のタイヤで防犯砂利が粉塵化するのが早いので、早めの交換を心掛けたほうがいいでしょう。