戸建てのカーポートに防犯カメラ設置-効果と注意点
結論
戸建てのカーポートに防犯カメラを設置したいとき、以下の条件のときが効果的です。
- カーポートの防犯意識の高さをアピール
- カーポートからの侵入をあきらめさせる
- 決定的な証拠
- 日当たりが良ければソーラータイプ
- 日当たりが良くなければ電池タイプか有線タイプ
- 日々の手間を楽にしたいなら有線タイプ
- 停電のときも作動させたいならソーラーか電池タイプ
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
屋外(カーポート)に防犯カメラを設置する効果
カーポートに防犯カメラを設置する効果は以下になります。
- 決定的な証拠
- 防犯意識の高さを見せる
- 侵入をあきらめさせる
決定的な証拠
防犯カメラの効果は、なんといっても証拠能力の高さです。
カーポートが、2階などへの侵入の足場に使われるケースがあります。
カーポートで被害にあうと警察に証拠として提出できます。
また、その証拠能力の高さから警察の動きも格段に違ってきます。
防犯意識の高さを見せる
防犯カメラは、離れたところからも設置がわかるので、「カーポートにも防犯対策している」と知らしめる強い効果があります。
カーポートに防犯カメラが設置してあると、「防犯意識の高い家」として警戒させる効果があります。
侵入をあきらめさせる
泥棒などの侵入者は、「見られる」ことを何よりも嫌います。
侵入者が下見をして、防犯カメラに気づくとカーポートを足場にするのは断念するはずです。
カーポートに設置した防犯カメラの存在は、犯罪の抑止効果としては絶大です。
防犯カメラのデメリット-屋外(カーポート)に設置
防犯カメラのデメリットは以下になります。
- 近所への迷惑
- 日々の映像チェック作業がめんどう
- 夜間の監視
近所への迷惑
防犯カメラの向きや設置場所によっては、ご近所が「うちも監視してる?」ととられかねない場合があります。
日々の映像チェック作業がめんどう
防犯カメラを設置すれば、当然その映像をチェックする作業が発生します。日々の映像チェックは少なからず負担になってくるはずです。
「せっかく防犯カメラを設置したのに」映像をチェックしない日々になります。
そうなると、せっかくの防犯カメラが有効活用できないことになります。
夜間の監視
防犯カメラが機能するには光が必要です。
夜間は、防犯カメラが機能しづらい環境になります。
防犯カメラの注意点-屋外(カーポート)に設置
設置の注意点は以下になります。
- 近所への配慮
- 電源をどうやって確保するか
- 防犯カメラの設置位置
- 夜間の監視
- 死角
- 解像度
- 録画方法
- 防水・防塵
- 防犯カメラの盗難や破壊行為
- センサーの前に障害物を置かない
電源をどうやって確保するか
コンセントをカーポートにも配置してあって、電源が簡単に取れれば問題ないですが、カーポートの場合はそうでない場合が多いと思われます。
日当たりが良ければソーラータイプも検討に値します。
日当たりが良くない場合は、電池タイプが選択肢になりそうです。
ただ、防犯カメラは消費電力がセンサーライトなどより多いので、ソーラータイプや電池タイプは事前にチェックしたほうがいいです。
人や車の多い通りならなおさらです。
防犯カメラの設置位置
カーポートに防犯カメラを設置する場合、その存在を見せたい場合は設置にさほど課題点はないでしょう。
「防犯カメラ作動中」のステッカーも貼るのもいいと思います。
でも、ご近所への配慮が必要な場合は向きや設置位置をよく検討したほうがよいでしょう。
夜間の監視
夜間の監視は注意が必要です。
こんな方法があります。
- 照明の確保
- 赤外線照明
照明の確保
照明付きか、あるいは別途に照明を設置したほうがベストです。
この場合、カーポートにセンサーライトを別途設置する、あるいはセンサーライト付きの防犯カメラを選択する方法もあります。
赤外線照明
赤外線照明という選択肢もあります。
この場合は白黒の画像になりますが、隣家への配慮で照明が問題になる場合は効果あります。
ただし、赤外線はガラス越しに対応できないので注意が必要です。
赤外線がガラスに反射してしまい撮影しても昼間の逆光のひどい状態になってしまいます。
死角
カーポートに防犯カメラを設置しても、死角ができてしまう場合があります。
そういう場合は、こんな方法があります。
- 玄関のインターホンと死角を補完しあう
- 玄関や窓の防犯カメラと死角を補完しあう
玄関のインターホンで死角を補完しあう
戸建てのカーポートの場合は、場所が良ければ玄関のカメラ付きインターホンと死角を補完しあうことができます。
玄関や窓の防犯カメラと死角を補完しあう
玄関や窓の防犯カメラと、死角を補完しあうこともできます。
カーポート側の防犯カメラと、対角線上の位置になれば死角はほぼ解消できます。
解像度
防犯カメラに、いざというときに役に立ってもらうには解像度は重要です。
価格を気にして、設置後に解像度に問題があると後悔します。
それに、解像度を上げる設定にすると、こんどは録画の起動にロスタイムがでてしまいました。
私の場合がそうでした。
でも、過剰なスペックも問題です。
価格とのバランスで妥協点を見つけるのが大事です。
解像度が高ければ、SDカードなどの録画媒体のコストにも影響します。
とはいっても最近のSDカードやモバイルHDDなどのコストパフォーマンスを考慮すると、さほど問題ないかもしれません。
録画方法
録画方法については、室内なら特に問題にならないですが、屋外の場合は問題が多くなります。
自宅のカーポートもそうです。
録画方法には以下があります。
- 防犯カメラ側で録画するタイプ
- 防犯カメラから転送するタイプ
防犯カメラ側で録画するタイプ
SDカードが主流で、大容量も安価に購入できる時代になったことは大きなメリットです。
SDカードは抜き差しして、パソコンなどに取り込む必要があります。
録画時間は画質とSDカードの容量で決まります。
防犯カメラに取り付けられるSDカードを使う場合は、定期的に交換するために防犯カメラの設置場所である、自宅のカーポートに行く必要があります。
ですので、次回の交換までの十分な容量のSDカードを準備する必要があります。
ただ、「盗難や損壊を受けたときは録画データも消失する」こと大です。そこは、この方法のデメリットになります。
防犯カメラから転送するタイプ
録画データをwifiなどで転送する方式の場合は、防犯カメラと録画媒体との距離に注意する必要があります。
この方式の最大のメリットは、日常の手間暇があまりかからないことです。
防犯カメラを設置するけど、本音を言うと防犯カメラが大活躍する状況を歓迎できるはずがありません。
あくまでも、いざというときに役に立ってほしいだけなので、日常の手間がかかると煩わしくなります。
その点、防犯カメラから録画媒体にwifiなどで自動転送できます。
さらに録画媒体が大容量だと日常の手間暇がかからず快適です。
録画データをwifiなどで転送する場合、防犯カメラから記録媒体を置く自宅内との距離が問題になります。
でも、自宅のカーポートであれば、この問題が生じる可能性は低いでしょう。
また、「防犯カメラの盗難や損壊時に効果あり」です。
録画データを転送するので、たとえば盗難時の状況も転送先に録画できているということになります。
自宅のカーポートなら録画媒体との距離も短い場合が多いはずですので、wifiで転送できる方式がおすすめです。
解像度
防犯カメラに、いざというときに役に立ってもらうには解像度は重要です。
価格を気にして、設置後に解像度に問題があると後悔します。
でも、過剰なスペックも問題です。価格とのバランスで妥協点を見つけるのが大事です。
解像度が高ければ、SDカードなどの録画媒体のコストにも影響します。
とはいっても最近のSDカードやモバイルHDDなどのコストパフォーマンスを考慮すると、さほど問題ないかもしれません。
防水・防塵
場所にもよりますが、自宅のカーポートが屋外なら防水・防塵に注意する必要があります。
防犯カメラの盗難や破壊行為
何とも皮肉な話ですが、防犯のためのカメラそのものが盗難にあうことだってあります。
また、防犯カメラが目的の盗難でなくても、目的の作業をする前に防犯カメラを破壊する行為も考えられます。
ソーラータイプの防犯カメラは設置が簡単というメリットがありますが、早い話、設置が簡単なら盗難もラクということになります。
盗難に備えるには、防犯カメラを2台設置すると効果的です。
もう1台から監視できる角度であると、盗難時の様子を克明に録画できます。
双方の死角を補完しあうには、対角線上の配置が多くなるはずです。
2台となると購入費用が悩みどころになりますが、ソーラータイプの防犯カメラはランニングコストのメリットがあるので、この方法を採用しやすいです。
録画方式にも注意が必要です。
防犯カメラに挿すSDカードなどに録画する方式だと、防犯カメラごと盗まれたり破壊されるデメリットがあります。
その点、録画データをwifiなどで転送する方式なら、少なくとも録画データは安全な可能性が高くなります。
これを警察に提出できれば、警察の捜査の助けになります。
センサーの前に障害物を置かない
センサーが感知できないとカメラも作動できないので、センサーの前には障害物がない状態にするのは必須です。
自宅のカーポートの場合、ちょっと空いている場所があるからと物をてきとうに置いておくと、そこが防犯カメラの近くだと、センサーの働きをじゃますることがあるので注意が必要です。
屋外(カーポート)の危険性
屋外(カーポート)の危険性は以下になります。
- 足場に使われる
- 車の盗難
- 車上荒らし
- いたずら
- 無断駐車
足場に使われる
カーポートが、2階などへの侵入の足場に使われるケースがあります。
車の盗難
夜間や留守中に車が盗難に遭うケースです。
車上荒らし
タイヤホイールなど車の外装部品や、社内のカーナビやオーディオなどの部品、あるいは金品などが盗難に遭うケースです。
いたずら
車のボディに傷をつけられる、タイヤをパンクさせられる、あるいは車を狙った放火など愉快犯と思われる犯罪です。
無断駐車
留守をいいことに勝手に駐車しているケースなどです。
まとめ
カーポートは泥棒などの侵入者に、2階への足場に使われることがあります。
防犯カメラを屋外(カーポート)に設置すると、犯罪者(空き巣などの泥棒やのぞき犯)に防犯意識の高さをアピールできます。
防犯カメラがご近所の迷惑にならないよう、事前の相談をおすすめします。
防犯カメラが夜間も機能するために、センサーライトなどとの併用をおすすめします。