イーサリアムクラシック(ETC)

最終更新日:2021-5-17

イーサリアムクラシックとは

2016年7月に登場。

イーサリアムクラシックは、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトを構築するためのプラットフォームです。

つまり、イーサリアムと非常に似ています。名前からも想像できますが、イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂してできた仮想通貨です。

特長

イーサリアムと同様に、スマートコントラクトによる利点も兼ね備えているのが特長です。

イーサリアム財団のハードフォーク反対派により立ち上げられ、ハードフォーク前のオリジナルのイーサリアムブロックチェーンを継承しています。

イーサリアムから派生したため、スマートコントラクトなど基本的な仕様はイーサリアム大きな差はないようです。

ハードフォーク(hard fork)であるため、イーサリアムクラシックはイーサリアムとのシステム的な互換性が保たれていません。

イーサリアムクラシック(ETC)はIoT分野での活躍を目指す将来性の高い暗号資産(仮想通貨)。

合意形成の方法

合意形成の仕組みは、イーサリアムのそれではなく、ビットコインと同様に Proof of Work(略称: PoW、プルーフ・オブ・ワーク)を採用しています。

発行数に上限あり

イーサリアムクラシックは、ビットコイン同様発行数に上限があり、減少期を定めている点で異なります。

これも、イーサリアムと異なる点です。

承認スピードは速い

イーサリアムクラシックの承認スピードは約15秒。

ビットコインが10分を要するので、非常に速いです。

手数料が必要

イーサリアムクラシック上のプラットフォームで送金を行うことができます。

その際、手数料が必要な場合があります。プラットフォームを動かす燃料という意味で Gas(ガス)という単位で算出されます。

これはイーサリアムと同じ仕組みのようです。

イーサリアムから分裂したきっかけ

イーサリアムクラシックが生まれるきっかけとなったのは、イーサリアム上で展開されたプロジェクトである「ザ・ダオ(The DAO)」がシステムの脆弱性を突かれる形で約50億円を盗まれた事件が発端のようです。

イーサリアムの開発チームが、ハードフォークにより不正送金が行われる前の状態に戻して、中央集権的に無効化。

これに対して、非中央集権的な仮想通貨を目指すコミュニティが「コードが法である(Code is law.)」と唱えて反発したことで生まれたのがイーサリアムクラシック。

課題

イーサリアムクラシックは、IoT分野での活躍を目指す将来性の高い仮想通貨ですが、IoT分野に特化するための開発はあまり進んでいないのが現状です。

他のIoT系の暗号資産(仮想通貨)、たとえばIOTA(アイオタ)のような競合コインの方が着実に進化してきてます。

また、「イーサリアムクラシックでできることはイーサリアムでもできる」ので、イーサリアムと競合していては勝ち目はなさそうです。

さらに2020年8月には3度の51%攻撃を受けており、これによりイーサリアムクラシックの取り扱いを停止するか検討する取引所も現れています。