玄関の周辺に防犯砂利を敷きたい セラミックは?
結論
戸建て玄関の周辺に防犯砂利を敷きたいとき、以下の条件であればセラミック素材が効果的です。
- 玄関の防犯意識の高さをアピールしたい
- 玄関の周辺に侵入したのが音でわかるようにしたい
- 玄関の周辺の近所の迷惑にならない(あるいは了承を得ている)
- 大雨でも一階バルコニー周辺から、防犯砂利が流されないようにしたい
- 音が大きい防犯砂利を敷きたい
- 粉塵や飛散しにくい素材がいい
- 費用は他の素材より高めでもいい
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
- セラミック素材のメリット 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
- セラミック素材のデメリット 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
- セラミック素材の注意点 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
- セラミック素材の特徴
- 玄関の危険性
- まとめ
セラミック素材のメリット 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
粉塵が発生しにくい
防犯砂利は砂利がこすれあってしだいに粉塵になり飛散してしまいますが、セラミック素材は丈夫で砕けにくい特長があるので、粉塵が発生しくくなります。
玄関は人の往来が多く、防犯砂利が踏まれる頻度が高くなります。
ですので、セラミック素材の防犯砂利がもつ「丈夫で砕けにくい」特長は玄関に有効です。
雨に流されにくい
防犯砂利は雨に流されることがありますが、セラミック素材の防犯砂利は雨に流されにくい特徴があります。
履物に汚れがつきにくい
防犯砂利を敷くと、靴などの履物に汚れがつきにくくなります。
セラミック素材のデメリット 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
防犯砂利を敷く作業では負担が増える
セラミック素材の防犯砂利は、比較的重い素材です。
それがメリットでもありますが、DIYで玄関に敷く場合は作業の負担になります。
高価
セラミック素材の防犯砂利は、価格が高めです。
玄関の広さにもよりますが、玄関や裏手などよりも、使う防犯砂利の量が多くなる傾向になると思いますので、費用がかさむことになります。
隣家への迷惑
防犯砂利を人や車がよく踏むようだと、隣家から「うるさい」と思われ、クレームになる恐れもあります。
玄関はどうしても人の往来が多く、敷いてある防犯砂利を踏んでしまうことがあるでしょう。
そうなると、防犯砂利の音がなる頻度が多くなることになります。
さらに、セラミック素材の防犯砂利は、砂利の素材の中でも音が大きい製品があります。
音が大きいのは防犯上はメリットが大きいのですが、ご近所への配慮という面ではデメリットになります。
「うるさい」とは思われなくても、ご近所が防犯砂利の音に慣れてしまうと効果に疑問も出てきます。
掃除がやりにくい
土やコンクリートなど、表面が平坦であれば落ち葉などの掃き掃除はスムーズですが、防犯砂利の場合は少々めんどうです。
玄関は通りに面している事が多く、犬や猫も出入りできると、その糞の掃除も土やコンクリートのようにはいきません。
雪かきも土やコンクリートのようにはいきません。
侵入者の靴跡が残りにくい
防犯砂利は自分の履物が汚れないメリットがある反面、泥棒など犯罪者の靴跡が残りにくい面もあります。
また、侵入が全く気づかれない条件だった場合、たとえば雨の音で足音がかき消されるときは、防犯砂利が不利に働くことになります。
セラミック素材の注意点 玄関の周辺に防犯砂利を敷く
厚めに敷く
砂利がこすれ合って音が出るには、ある程度の高さが必要です。3~5cmくらいが適当と言われています。
除草作業が不可欠
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなりますが、雑草を放っておくと肝心の音が出にくくなります。ですので、雑草をそのままにするのは危険です。
セラミック素材の防犯砂利を敷く前に、除草した後に防犯シートを敷くと雑草が生えにくくなります。
飛散やズレの対策
玄関は開放性が高いので、飛散しやすい場所といえます。
飛散防止の方法はいくつかあります。
- ウレタン樹脂など飛散防止の液体を使う。
- 飛散防止マットを使う。
粉塵の対策
防犯砂利を敷いていると、防犯砂利がこすれ合って、砂利が粉状になり風に飛ばされることになります。
これを防ぐには数年に一度、防犯砂利を入れ替えたほうがいいでしょう。
玄関は人の往来が多く頻繁に防犯砂利を踏むので、粉塵になるのが早くなりそうです。
丈夫で砕けにくいセラミック素材の防犯砂利とはいっても、いずれは粉塵も発生します。対策への意識は必要になります。
ガラス素材の特徴
音が大きい
セラミック素材の防犯砂利は、比較的大きな音が出ます。
天然石素材の防犯砂利は70dbほどですが、セラミック素材の場合は75dbほど出るようです。
硬くて重い
製品にもよりますが、特に高純度セラミック素材の防犯砂利は硬くて重い素材です。
高価
セラミック素材は、他の素材に比べて価格は高めです。
玄関の危険性
空き巣の侵入口は玄関がダントツ
侵入窃盗件数のうち、その90%が玄関、窓、勝手口などの開口部を経由します。なかでも玄関が1位です。
ちょっとゴミ出し、すぐ戻るからと施錠せずに外出したときを狙われます。
すぐ戻るつもりが30分以上経過していた、というのはありがちな話です。
まとめ
侵入窃盗件数のうち、その90%が玄関、窓、勝手口などの開口部を経由します。なかでも玄関が1位です。
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
セラミック素材の防犯砂利は丈夫で砕けにくいため、粉塵になりにくい特長があり、人の往来が多い玄関に向いています。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵対策などメンテナンスでは注意点があります。
セラミック素材の防犯砂利は比較的重いので、DIYで作業する場合は注意が必要です。