ザイオンス効果 行動心理学

接触する回数が増えると人は好感度、好印象が高まる心理。

最終更新日:2022-7-4

接触する回数が増えると、人は印象や好感度が高まり関心の度合いが高まる心理。

単純接触効果ともいいます。初対面の相手に対しては心の中に「防御の姿勢」が生まれます。でも、毎日顔を合わせている人には仲間意識が生まれます。

バス停の人

バス停でよく会う人。最初は気にもとめなかったけど、だんだん気になってきます。嫌な気持ちになることが少ないから不思議です。むしろ、だんだん親近感が湧いてきます。でもある回数がくると気にならなくなり好感も減ります。

全く興味がなかったのに何度か広告を見るうちに、いつの間にか興味を持っていることがあります。ザイオンス効果はこれを狙っています。

接触時間の長さや内容よりも接触回数が効果がある。恋愛も同じですね。

繰り返し見せられる広告はこれを狙っています。短期間に集中的に見せるのが効果的。新商品への関心、認知度を高めたい時に使います。

接触回数が多すぎると逆効果。また、マイナス効果の場合は接触回数に比例してどんどん嫌われてしまう。

最初の緊張がとけるタイミング

初めて見る人には警戒心が先にきます。自分では「そこまでは」と思っていても、本能的にはどこかで警戒していたかもしれません。それから何度か目にするうちに危険な人ではなさそうだと判断すると警戒心がとけ、心理状態を反対の方向へ戻すのかもしれません。

ザイオンス効果が有効なタイミング

相手がこっちを「好きでも嫌いでもない」状態の時。好きか、嫌いか決めているときは効果がない。「嫌い」と決められた時は火に油。

使用方法

新製品の認知度を高めるための広告

できるだけ短期間に頻繁に目にしてもらうと効果が上がる。

目安は10回前後。それ以上は影響を与えない。

新製品をテレビCMで繰り返し集中してながす。そして、しばらくするとCMはなくなる。

新規顧客を開拓するための広告

従来のターゲティングでは対象に含んでいなかった全く新しい層や、偏見を持っているかもしれない人たちに対してのアプローチにも使えます。

リターゲティング広告

ザイオンス効果の強みを最大限に活かす広告。

一度自社サイトに訪れた人に、繰り返し広告を配信する。自分が「興味を持った」ということを忘れさせない効果がある。

ザイオンス効果の「できるだけ短期間に集中して」の手法を使っている。

サイトを離脱して購入を保留にした人に、広告を繰り返し配信して興味や好感度を上げる狙い。

「嫌いではない」ときに有効

好きというほどでもないけど、かと言って嫌いなわけではない。そういうときに、接触回数が増えると「だんだん好きになる」。恋愛も同じか。

SNSもブログも頻繁に更新する

SNSでブログの更新案内をすると、ブログにも親近感が湧いてくる。

注意点

第一印象が悪い場合は、ネガティブな印象を強化してしまうことにつながってしまう。

押し付けがましくない。しつこくない。さりげない。それが相手の気を引く。逆だと相手の気持が引いてしまう。同じ言葉のように見えて逆の結果が待っている。

しつこい広告メールはうっとうしいけど、程よい間隔のときは「自分のことをまだ忘れていないんだ」と思ってしまう。