誰もが知る名店には行かない。売れたら嫌い。限定、希少品だいすき。
最終更新日:2022-6-25
限定品や一点モノ、希少なモノに魅力を感じる心理。他人と差別化して優越感に浸りたい心理がある。
「他人と同じが安心する」心理はバンドワゴン効果なので、それとは逆の心理がスノッブ効果。
でも「他人の影響を受けている」という点ではバンドワゴン効果もスノッブ効果も同じ。反応が逆になるだけ。
「他人とは違うものが欲しい」ので、この傾向が強い人に「日本人の3人に一人が持っています」と訴求したら二度とこない。
スノッブは意味としてはなかなか手厳しい。
でも、誰もが少しは持っている心理。人生で避けて通ることは難しい。
たとえば、
名店が知れ渡ると、ブランドがよく知られるようになったら嫌いになる。根底にはこんな心理が働いている。
「自分は他人とは違う」ことを誇示するために、他人の持っていないモノ、他人が手に入れることができないようなものを手に入れたいと欲する人間の心理。
「人と違うものが欲しい」という意味で、「ヴェブレン効果」とも近い。高価であれば購入できる人は限られてくるから。なので、両方のタイプの層をターゲットにできる。
行列のできる店。
売上ナンバーワンの商品。
自分の車と同じ車種がすれ違うと、見なかったことにしたい。
自分が着ている服と、同じ服を着ている人とすれ違うのを想像するとゾッとする。
ただし、スノッブ効果に引き寄せられる人は価格では動かない。ほんとうに希少性があるかどうかが大きな関心事であり、価格は二の次だ。
当然ですよね。たとえば、
ずばり、自分と他人の違いを明確にアピールできるときです。
希少性をアピールする。
ただし、なぜ希少なのかの理由を提示するのも大事。
スノッブ効果とバンドワゴン効果の心理は、人の心理に矛盾して併せ持つ。
人と同じことをして安心したいという心理が強いひとは、人と違うことをして個性や優越性への心理も強い。
不安で、消費者が買うのを思いとどまる心理。
初めて買うモノ、高額なモノに対して強くなる。
この心理障壁を取り除くマーケティング手法
消費者が自社商品のどこに不安や不便を感じるか洗い出して、解決する工夫をする。