ヴェブレン効果 行動心理学

虚栄心や承認欲求の心理。

最終更新日:2022-6-27

「顕示効果」ともいい、見せびらかしたい心理を利用した消費のことを指します。マズローの法則にある「承認欲求」の典型例かもしれません。

例えばこんな心理

  • 高級車を見せびらかしたい
  • 高価なアクセサリーを見せびらかしたい
  • 高級ブランドの商品を見せびらかしたい
  • お金持ちであることをアピールしたい
  • 自分の地位をアピールしたい
  • 高学歴をアピールしたい
  • 資格を持っていることをアピールしたい
  • 知識をアピールしたい
  • 能力をアピールしたい

とにかく見せびらかしたい。それができるなら何でもいい。安い物には目もくれない。高価だから自慢できる。自慢することが最優先です。気持ちはわかります。

ただ、その欲求が人並み外れている。だから、周囲から羨望の視線を受けたいための消費行動になります。

マーケティングへの応用

ウエブレン効果に惹かれる客層は自己顕示欲を満たすために消費する傾向があります。周囲から羨望の視線を受けたいための消費行動をします。

ということは、承認欲求というよりは自己顕示欲求と言ったほうがより近いかもしれません。

見せびらかしの消費

価格で勝負したくない時、ターゲットとして検討したい客層です。

  • 誰もが知っている高級ブランドの購入
  • 価格が高ければ高いほど満足
  • 高級感や希少性に価値がある

ヴェブレン効果のターゲット層は「見せびらかしの消費」行動をとります。私も含め庶民は「少しでも安く買いたい」心理が働きますが、この層のひとは逆の傾向があります。

この客層に「大幅値引き」とか「最安」とかで訴求したら怒りしか買わない。

「顕示欲を満たすため」の条件

ヴェブレン効果が起こる条件、つまり顕示欲を満たすための条件があればターゲット層の顧客が動きます。

その価値が社会的に広く認められていること

誰も知らないものを購入しても、購入者の顕示欲は満たされません。

誰もがその価値を認めているからこそ、ヴェブレン効果に惹かれる客層は購入意欲が出てきます。高級ブランドメーカーがヴェブレン効果を活用していることは容易に想像できます。

希少価値がありしかも高価であること

ヴェブレン効果のターゲット層は高価でなければ振り向かない。高価でなければ誰もが手に入れてしまう。

目的が「安くて良いものを手に入れたい」のではなく、「羨ましがられる消費をしたい」のだから。

事例はたくさんある。

ステータスをアピールしたい

ブランドを顕示したい

高額でハイブランド、とてもわかりやすい自己顕示の方法。これを手に入れる人は、品質よりもブランドの名前を高額で買っていることは多いのではないでしょうか。

ヴェブレン効果に反応する客層の考え方

ヴェブレン効果に反応する客層は、商品の価値は「価格に比例する」と考えます。

高額な高級ブランドの販売力は、ヴェブレン効果に反応する客層に支えられていると言えるでしょう。

また、市販の本と大差ない内容の高額な情報商材が買われるのも、この効果を活用しているのでしょう。

商品を手にする前の段階

ヴェブレン効果に反応する客層は商品を手にする前の段階では、以下の考えをする傾向があると言われています。

  • 高額な商品ほど良い商品である
  • 安い商品ほど粗悪な商品である

商品を手にする後の段階

商品を手にする後の段階では、以下の考えをする傾向があると言われています。

  • 高額な商品は価格に見合う価値があった
  • 安い商品はその程度の価値しかなかった

消極的な顕示欲

高額な商品を見せびらかしたいの富裕層のヴェブレン効果ですが、近所の人がほとんど自家用車を持っていると「ないと恥ずかしい」心理になります。これは庶民のヴェブレン効果です。

近所の人がほとんど自家用車を2台持っていると「2台ないと恥ずかしい」心理になるのもこの効果です。

ヴェブレン効果の活用

誰もが欲しがる付加価値

言うは易し。それができれば苦労はない。と言いたいですね。

でも、これを目指して頭を使い続けることが大事。特定の人が欲しがる「小さな」価値は探せる。