生理的欲求 マズローの法則

欲望の出発点ともいえます。

最終更新日:2022-6-28

生理的欲求はマズローの法則では、欲望のピラミッドの一番下になる欲求で、最低限の生命維持の欲求であり、人間の本能にかかわる根源的な欲求です。シンプルに表現すると「生きていたい」という欲求です。

生理的欲求の種類

  • 食欲(空腹を満たしたい)
  • 睡眠欲
  • 性欲
  • 呼吸
  • 排泄欲
  • 今、感じている痛み、あるいは体調不良を取り除きたい

この欲求が危機的状況だと、他の欲求が入り込む余地はほぼありません。ですので、2段階目以降の欲求を満たす土台にもなります。

平和な日常生活でこれを強く意識することは少ないのですが、欲求の5段階の中ではもっと強い欲求です。

日本は憲法で最低限の生活を保証されていて生活保護の制度もあるので、この欲求はほぼ飽和状態にあり、市場として大きいとは言えません。それでも、この欲求が消えることはないので、市場もずっと存在します。

ただ、ビジネスとしての成功のチャンスは少ない分野ではあります。たとえば、飲食店に来店する人は生命維持のために、空腹を満たすためではなく「おいしい」「接客」「雰囲気」といった価値を求めているはずです。

生理的欲求をマーケティングに活用する

生理的欲求の市場はすでに参入者で埋め尽くされていて、新規参入が最も難しいといえます。でも、生理的欲求はマーケティングでは巧妙に活用されています。

たとえばバイクの市場。男性が主なターゲットです。かっこいいバイクは承認欲求の対象ですが、承認欲求の相手は若い女性になります。なので広告で若い女性がほぼ確実に使われます。生理的欲求を巧妙に組み込んでいるといえます。

生理的欲求が土台にあることを意識する

「感謝」の気持ちに通じていると思います。生理的欲求が満たされると日々この欲求を意識することはなかなか難しいですが、努めて意識するようになれば「感謝」につながると思います。

生理的欲求の域から逃れられないように見えるが

自分の夢、つまり自己実現の欲求を優先するために食べるものを極端に抑える人もいます。表面からは見えないほんとうの欲求を見つけるのもマーケティングの仕事ですね。

短編小説でもこの手の題材はちょくちょくあります。。

生理的欲求は考え過ぎるとわからなくなる

飢えは欲求ではなく、不快感であるという説もあります。

食欲はどうでしょう。飢えの状態が食欲を生み出すのは確かです。でも食欲は、好きな食べ物によっても誘発されます。ストレス食いという言葉があるように、お腹が空いていなくても食欲は感じます。これはマズローの法則でいう生理的欲求とは違います。

日々の夕食時になると不思議と空腹感が出てくるのは、どう考えればいいのでしょうか。食欲というよりも、学習した結果の動機づけに近い気もします。 考えるとキリがないし、ここテーマでもないですね。