オープン外構に防犯砂利を敷く レンガ素材は?
結論
戸建てのオープン外構の周辺に防犯砂利を敷きたいとき、以下の条件であればレンガ素材が効果的です。
- オープン外構の防犯意識の高さをアピールしたい
- オープン外構周辺に侵入したのが音でわかるようにしたい
- 防犯砂利の音がオープン外構周辺の近所の迷惑にならない(あるいは了承を得ている)
- 大雨でも防犯砂利が流されないようにしたい
- オープン外構周辺の湿度や水はけを良くしたい
- 洋風のデザインに合う防犯砂利にしたい
- 費用は他の素材より抑えたい
- 交通量の多い道路や線路、学校など、常時大きな音がある環境ではない
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
- レンガ素材のメリット オープン外構に防犯砂利を敷く
- レンガ素材のデメリット オープン外構に防犯砂利を敷く
- レンガ素材の注意点 オープン外構に防犯砂利を敷く
- レンガ素材の特徴
- オープン外構に防犯砂利を敷く効果
- オープン外構の危険性
- まとめ
レンガ素材のメリット オープン外構に防犯砂利を敷く
砂利を敷く作業の負担が軽い
レンガ素材の防犯砂利は比較的軽いので、オープン外構に敷く時の作業負担が軽くなります。
湿度を一定に保つ
レンガは多孔質なので、湿度を一定に保つ効果があります。
オープン外構の場合は開放性が高いので、湿度はそれほど気にならない場合が多いとは思いますが、もし湿度に問題を感じる場合は効果的です。
水はけが良くなる
レンガは多孔質なので、水はけが良くなる効果があります。
雨の日などは足元がぬかるんできますが、レンガ素材の防犯砂利を敷いている場所は歩きやすくなります。
オープン外構の場合は開放性が高いので、雨の日などは外部から水が流入することもあるかと思います。そういう場合にも効果的です。
安価
レンガ素材の防犯砂利は、製造工程で製品化できなかったり、建材として余った場合のレンガを原料とするので、コストが安く安価で販売されているのが多いです。
洋風のデザインに合う
オープン外構は、防犯対策であってもデザインを軽視できないと思います。
好みによりますが、たいていは、洋風の演出として使うケースが多くなるでしょう。
オープン外構に侵入したのがすぐわかる
普通の砂利でも音が出ますが、防犯砂利はそれ以上の音が出るようになっています。
誰かが家のオープン外構側に侵入していると、防犯砂利を踏む音でわかります。
周囲が寝静まった深夜は、よけい音が響きます。
除草負担が軽くなる
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなるので除草作業が楽になります。
履物に汚れがつきにくい
防犯砂利を敷くと、靴などの履物に汚れがつきにくくなります。
レンガ素材のデメリット オープン外構に防犯砂利を敷く
隣家への迷惑
防犯砂利を人や車がよく踏むようだと、隣家から「うるさい」と思われ、クレームになる恐れもあります。
オープン外構の場合は、通行する人が道路との境目に気づかずに、敷いてある防犯砂利を踏んでしまうことがあるでしょう。
そうなると、防犯砂利の音がなる頻度が多くなることになります。
「うるさい」とは思われなくても、ご近所が防犯砂利の音に慣れてしまうと効果に疑問も出てきます。
掃除がやりにくい
防犯砂利は除草効果があるのはメリットですが、反面で他の掃除はめんどうになります。
掃き掃除は、土やコンクリートだとスムーズですが、防犯砂利だとこれがやりにくくなります。
オープン外構は開放性が高く、犬や猫も出入りしてしまいますので、その糞の掃除も土やコンクリートのようにはいきません。
雪かきも、土やコンクリートのようにはいきません。
侵入者の靴跡が残りにくい
防犯砂利は自分の履物が汚れないメリットがある反面、泥棒など侵入者の靴跡が残りにくい面もあります。
侵入が全く気づかれない条件だった場合、たとえば雨の音で足音がかき消されるときは、防犯砂利が不利に働くことになります。
レンガ素材の注意点 オープン外構に防犯砂利を敷く
厚めに敷く
砂利がこすれ合って音が出るには、ある程度の高さが必要です。
3~5cmくらいが適当と言われています。
除草作業が不可欠
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなりますが、雑草を放っておくと音が出にくくなります。
ですので、雑草をそのままにするのは危険です。
防犯砂利を敷く前に、除草した後に防草シートを敷くと雑草が生えにくくなります。
ガラス素材の特徴
原料は廃レンガ
レンガ素材の防犯砂利は、製造工程で製品化できなかったり、建材として余った場合のレンガを原料として使用しています。
多孔質
多孔質なので、水分や湿気をよく吸着します。
そのため、湿度を一定に保つことができます。
軽い
ガラス素材ほどではないですが、レンガ素材の防犯砂利はセラミックや天然石に比べると軽い素材です。
砕けやすい
これもガラス素材ほどではないですが、レンガ素材の防犯砂利はセラミックや天然石に比べると砕けやすい素材です。
オープン外構に防犯砂利を敷く効果
音で侵入したのがわかる
普通の砂利でも音が出ますが、防犯砂利はそれ以上の音が出るようになっています。
誰かが家のオープン外構から侵入していると、防犯砂利を踏む音でわかります。
周囲が寝静まった深夜は、よけい音が響きます。
防犯意識の高さを見せる
オープン外構は見通しが良く、防犯砂利を敷いていると離れたところからもわかるので、「防犯対策している」と知らしめる強い効果があります。
泥棒などが遠くから「窓への足場があるけど、その下に防犯砂利を敷いている」とわかると、犯罪行為を断念させる効果が期待できます。
音による威嚇
泥棒などは音を嫌います。
人が砂利を踏むと、どうしても音が出ます。
泥棒など侵入者が不用意にオープン外構に近づいて、防犯砂利に気づかずに踏むと予想以上(70デシベル以上)の音が出ます。
ここで、侵入者に威嚇することができます。
人間が「うるさい」と感じるのは60デシベル以上なので、効果は十分です。
侵入者が一度これを経験すると、次からこの家を標的にしづらくなります。
オープン外構の境目を知ってもらう
オープン外構は開放性が高く、境界がわかりにくいので、普通に通行している人に境目を知ってもらう効果があります。
除草負担が軽くなる
防犯砂利を敷くと、雑草が生えにくくなるので除草作業が楽になります。
履物に汚れがつきにくい
防犯砂利を敷くと、靴などの履物に汚れがつきにくくなります。
オープン外構の危険性
オープン外構はおしゃれな雰囲気や開放感を演出でき、人気の高い外構スタイルです。
見通しがよいので「狙われやすい家」にも見えますが、泥棒などの犯罪者にとっても「見られる」デメリットがあり、意外に防犯性が高くなります。
そうはいっても、見通しのよさで弱点を見つけられ、泥棒などの犯罪者に狙われる危険もはらんでいます。
弱点を見つけられる
オープン外構は見通しがよいので、泥棒などの犯罪者が弱点を見つけてしまう場合があります。
泥棒などが好都合な茂みを発見される場合もあります。
室外機の場所も、「足場に使える」かどうかを泥棒などに判断されやすくなる場合もあります。
駐車スペースから侵入される
オープン外構では、駐車スペースの車が泥棒などにとっては、数少ない「身を隠す場所」になる場合があります。
侵入口
オープン外構は、侵入そのものが容易なので、屋内への侵入口になるケースがあります。
いたずら
いたずら目的、愉快犯などでオープン外構に被害がでるケースがあります。
ポイ捨て
オープン外構は境界ラインがわかりにくいこともあり、特に犯罪意識もなく、たばこなどをポイ捨てされるケースがあります。
悪質な常習者の場合は、相応の対処が必要でしょう。
まとめ
オープン外構は開放性が高いので、弱点を見つけられたり、侵入口に使われたりします。
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
レンガ素材の防犯砂利は多孔質なので、水はけがよく、湿度を一定に保つ効果があります。
オープン外構周辺の湿度が気になる場合は効果的です。
オープン外構の場合は、雨の日などは外部から水が流入することがあると思いますが、水はけが良いので効果的です。
レンガ素材の防犯砂利は安価なので、量が多いときは経済的です。
防犯砂利は除草などメンテナンスでは注意点があります。