屋外(勝手口)の防犯対策
結論
勝手口の防犯対策は、以下が有効です。
- 勝手口の危険性を把握する
- 勝手口からの侵入をあきらめさせる
- 防犯センサーライトで夜間の防犯対策
- 防犯砂利で昼間も防犯対策
- 被害にあった場合を想定して防犯カメラ
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
屋外(勝手口)の危険性
勝手口の危険性は以下になります。
- 勝手口は狙われやすい
- 泥棒にとって人目にさらされるリスクが低い
- 勝手口は心の隙だらけ
- 勝手口は人の目が届きにくい
- 街灯の光が届きにくい
勝手口は狙われる
勝手口は、ゴミ出しや非常口などの用途で使うため、防犯対策においてもどうしても他の場所より優先順位を下げられてしまいます。
泥棒などの侵入者はそこにつけこみます。
勝手口は、泥棒に狙われるリスクは窓ほどではないですが、それでも家全体からしたら多い方になります。
侵入窃盗件数のうち、その90%が玄関、窓、勝手口などの開口部を経由します。
泥棒にとって人目にさらされるリスクが低い
家の裏手にある勝手口は、泥棒にとって人目にさられるリスクが低いので狙いやすいのです。
勝手口は心の隙だらけ
勝手口は、家のなかでも防犯対策の優先順位が低くなりがちです。ここを泥棒につけこまれます。
勝手口は人の目が届きにくい
勝手口がある場所は人や車の往来が少ない場所が多く、人の目が届きにくい場所になりがちです。
泥棒にとっては時間に余裕ができる場所になってしまいます。
勝手口は街灯の光が届きにくい
玄関は道路に面している場合が多く、周辺の街灯も多くなります。
その反面、勝手口がある場所は街灯の光が届きにくい場所になりがちです。
泥棒にとっては狙いやすい場所になります。
屋外(勝手口)の防犯対策
勝手口の防犯対策は以下の方法があります。
- 防犯センサーライトを設置
- 防犯砂利を敷く
- 防犯カメラを設置
防犯センサーライトを設置
防犯センサーライトは、勝手口の周辺を明るくして泥棒に威嚇できます。
ただ、防犯センサーライトは深夜に猫などに反応することもあるので、ご近所への配慮も大事です。
防犯砂利を敷く
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
DIYで敷く場合は作業の負担を考えて、敷く場所や防犯砂利の素材、量などを検討された方がいいでしょう。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵、流出対策などメンテナンスでは注意点があります。
また、飛散、粉塵、流出、音などご近所への配慮も大事です。
防犯カメラを設置
防犯カメラは証拠能力が高く、被害にあった場合には警察の対応にも良い影響を与えます。
防犯カメラを勝手口に設置すると、侵入者(空き巣などの泥棒やのぞき犯)に防犯意識の高さを強くアピールできます。
設置の際は、隣家への配慮が大切です。配慮や相談なしに設置すると「ご近所トラブル」の種になりかねません。
双方で死角を補完し合うのもいいかもしれません。
勝手口に防犯センサーライトを設置する効果
勝手口に防犯センサーライトを設置する効果は以下になります。
- 異常の発見が早くなる
- 侵入者と鉢合わせになる危険を回避
- 防犯意識の高さをアピール
- 威嚇効果
- 日頃の負担が少ない
- 勝手口の周辺が明るくなる
異常の発見が早くなる
たとえば、帰宅途中で家の近くに来て誰もいないはずなのに、勝手口の防犯センサーライトが点灯しているケースです。
この場合、すぐに危険を察知できます。家族に連絡ができるし、警察に通報することが可能です。
侵入者と鉢合わせになる危険を回避
帰宅時に侵入者と鉢合わせになるのは非常に危険です。
勝手口の防犯センサーライトの動作がいつもと違うことに気づければ、そんな危険を回避できます。
防犯意識の高さをアピール
勝手口も「防犯対策している」ことを知らしめる効果があります。
防犯意識の高さをアピールできれば、泥棒などの侵入者に「ここはやめたほうがいい」と思わせることができます。
威嚇効果
泥棒が勝手口へ近づいてくると、防犯用の人感センサーライトが反応します。ここで侵入者に威嚇することができます。
節電対策がしやすい
防犯用センサーライトは消費電力が少ないので、防犯カメラなどに比べて節電の対策がしやすいです。
勝手口の日当たりが良ければ、ソーラータイプが最適でしょう。
勝手口の周辺が明るくなる
センサーライトを設置することで、勝手口の周辺を明るくできます。
泥棒などの侵入者は見られることを嫌います。勝手口の周辺が明るくなることで犯罪行為への牽制になります。
勝手口に防犯砂利を敷く効果
勝手口に防犯砂利を敷く効果は以下になります。
- 侵入したのが音でわかる
- 勝手口の防犯意識の高さを見せる
- 侵入されたら音で威嚇
侵入したのが音でわかる
普通の砂利でも音が出ますが、防犯砂利はそれ以上の音が出るようになっています。
誰かが勝手口の周辺に侵入していると、防犯砂利を踏む音でわかります。
周囲が寝静まった深夜は、よけい音が響きます。
勝手口の防犯意識の高さを見せる
泥棒などの侵入者が勝手口の周辺に侵入する前に、防犯砂利の存在に気がつくことになります。
ですので、「勝手口にも防犯対策している」と知らしめる効果があります。
侵入されたら音で威嚇
泥棒などの侵入者は音を嫌います。人が砂利を踏むと、どうしても音が出ます。
泥棒などが不用意に勝手口に近づいて、防犯砂利に気づかずに踏むと予想以上(70デシベル以上)の音が出ます。
ここで、泥棒に威嚇することができます。
人間が「うるさい」と感じるのは60デシベル以上なので、効果は十分です。
泥棒などの侵入者が、一度これを経験すると次からこの家を標的にしづらくなります。
勝手口に防犯カメラを設置する効果
勝手口に防犯カメラを設置する効果は以下になります。
- 決定的な証拠
- 防犯意識の高さを見せる
- 侵入をあきらめさせる
決定的な証拠
防犯カメラの効果は、なんといっても証拠能力の高さです。
勝手口で被害にあった場合は警察に証拠として提出できますし、その証拠能力の高さから警察の動きも格段に違ってきます。
防犯意識の高さを見せる
侵入者は勝手口を観察して情報収集することがあります。
防犯カメラは離れたところからも設置がわかるので、「勝手口にも防犯対策している」とアピールする効果があります。
その勝手口に防犯カメラが設置してあると、「防犯意識の高い家」として警戒してくれる効果が期待できます。
抑止効果
泥棒などの侵入者は、「見られる」ことを何よりも嫌います。
勝手口に設置した防犯カメラの存在は、侵入の抑止効果としては絶大です。
泥棒に侵入を断念させる効果があります。
まとめ
勝手口は防犯対策を後回しにしがちですが、そこを泥棒などにつけこまれます。
防犯用センサーライトは、勝手口の周辺を明るくして泥棒に威嚇できます。
防犯カメラは証拠能力が高く、被害にあった場合には警察の対応にも良い影響を与えます。
防犯カメラを勝手口に設置すると、侵入者(空き巣などの泥棒やのぞき犯)に防犯意識の高さを強くアピールできます。
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
DIYで防犯砂利を敷く場合は、作業の負担も考えて、敷く場所や量などを検討された方がいいでしょう。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵、流出対策などメンテナンスでは注意点があります。
勝手口の防犯対策は、隣家への配慮や相談が大切です。配慮や相談なしに設置すると「ご近所トラブル」の種になりかねません。