補助錠(外付け)を物置に取付-ディンプルキータイプは?
結論
戸建ての物置に補助錠を取り付けたいとき、以下の場合はディンプルキータイプが効果的です。
- 物置ドアのピッキングや、鍵穴へのいたずらができないようにしたい
- 補助錠の取り付けは簡単なのがいい
- 物置の防犯意識の高さをアピールしたい
- 内側から開けられないデメリットを活用する
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
- ディンプルキータイプのメリット 物置に補助錠を取り付ける
- ディンプルキータイプのデメリット 物置に補助錠を取り付ける
- ディンプルキータイプの注意点 物置に補助錠を取り付ける
- ディンプルキータイプの特徴
- 物置に補助錠を取り付ける効果
- 物置の危険性
- まとめ
ディンプルキータイプのメリット 物置に補助錠を取り付ける
ディンプルキータイプのメリットは以下になります。
- 防犯意識の高さをアピール
- 解錠の負担の重さを見せつける
- 取り付けが簡単
- 内側から開けられないデメリットを活用する
- 在宅・外出を悟られにくいタイプもある
防犯意識の高さをアピール
ディンプルキータイプの補助錠は、外付けなので防犯意識の高さをアピールできます。
解錠の負担の重さを見せつける
ディンプルキータイプはピッキングに強いので、侵入者に解錠の負担を想像させるでしょう。
空き巣などの侵入者にとって、解錠までにかかる時間はとても重要です。
たとえ、解錠に自信があったとしても、それにかかる時間が許容できないと実行はしないでしょう。
取り付けが簡単
ディンプルキータイプの補助錠は、ドアに穴を開ける必要がなく、ドアの凹凸を挟むだけなので自分で取り付けできます。
内側から開けられないデメリットを活用する
外付けタイプの補助錠は内側からは開けられません。
ディンプルキータイプの補助錠も、そこは同じです。
このデメリットを活用することも可能です。
たとえば、介護が必要な家族がいて「徘徊」などで困っているケースです。
小さなお子様がいて、物置を開けることができて、すぐ戻るけど、その間が心配なケースも使えそうです。
在宅・外出を悟られにくいタイプもある
帰宅時も設置されたままのタイプなら、在宅・外出を悟られにくくなります。
外付けタイプの補助錠は、在宅・外出を悟られやすいデメリットがありますが、これだと安心です。
ディンプルキータイプのデメリット 物置に補助錠を取り付ける
ディンプルキータイプのデメリットは、以下になります。
- 防犯対策の手の内を見られる
- 補助錠の製品を特定される
- 内側からは開けられない
防犯対策の手の内を見られる
ディンプルキータイプの補助錠は外付けなので、物置にどんな防犯対策をしているか、下見で手の内を見られてしまいます。
補助錠の製品を特定される
ディンプルキータイプの補助錠は外付けなので、物置に取り付けた製品を特定されてしまいます。
内側からは開けられない
ディンプルキータイプの補助錠で施錠すると、内側からはドアを開けられなくなります。
ですので、家族が家にいるのに間違えてディンプルキータイプの補助錠で施錠してしまうと、家の中にいる家族が物置から出られなくなってしまいます。
笑い話のようなケースですが、いつも最後に外出する家族がたまたま先に外出すると、ついくせで「ディンプルキータイプの補助錠で施錠してしまった」なんていうケースは容易に想像できます。
ディンプルキータイプの注意点 物置に補助錠を取り付ける
ディンプルキータイプの注意点は以下になります。
- 物置の高い位置に取り付ける
- 内側からは開けられない
- 引き戸タイプに使えないケースがある
物置の高い位置に取り付ける
ディンプルキータイプの補助錠は外付けなので、物置の高い位置に取り付ければ、侵入者はピッキングのために全身を周囲にさらすことになります。
当然、侵入者はこれを嫌います。
内側からは開けられない
ディンプルキータイプの補助錠で施錠すると、内側からはドアを開けられなくなります。
外付けタイプの補助錠の宿命ですので、こればかりは順応するしかなさそうです。
引き戸タイプに使えないケースがある
引き戸には使えないタイプもありますので、購入前にチェックしたほうがいいです。
ディンプルキータイプの特徴
ディンプルキータイプの特徴は以下になります。
- ピッキングに強い
- 高いところに取り付けできる
- 設置されたままのタイプ
- 強行突破やサムターン回しにも強い
ピッキングに強い
ディンプルキータイプの補助錠は、通常のギザギザタイプのキーより、構造上ピッキングに強い錠です。
高いところに取り付けできる
位置を調整できるので高いところに取り付けできます。
設置されたままのタイプ
設置されたままのタイプなら在宅・外出を悟られにくくなります。
強行突破やサムターン回しにも強い
強行突破やサムターン回しにも強い製品があります。
物置に補助錠を取り付ける効果
物置に補助錠を取り付ける効果は以下になります。
- ワンドア・ツーロックは防犯の基本
- メインの錠を交換するのは高くつく
- 長期の不在でも安心
ワンドア・ツーロックは防犯の基本
物置に補助錠を取り付けると、空き巣などの侵入者が解錠するまでに、2倍の時間がかかることになります。
空き巣など侵入者は、侵入の手間が増えることを嫌います。
補助錠の存在を知るだけで、侵入者の意欲はハードルが上がります。
メインの錠を交換するのは高くつく
物置ドアのメインの錠を交換するのは、やはり高くつきます。
その点、補助錠を取り付ける費用は安く済みます。長期の不在でも安心
物置を補助錠で強化すると、旅行などで家を長期不在にする場合もより安全になります。
物置の危険性
屋外(物置)の危険性は以下になります。
- 物置は母屋の上階への足場に使われる
- かんたんな施錠だと盗難に遭いやすい
- 情報収集に使われる
- 物置が死角を作っている
物置は母屋の上階への足場に使われる
母屋と物置が隣接していると、母屋のベランダなどに簡単に侵入されてしまいます。
物置の防犯が弱いと、母屋へ侵入も容易になります。
かんたんな施錠だと盗難に遭いやすい
物置には、いろんな物を「とりあえず置いとく」と思います。
以外と金銭的価値が高いとか、趣味に使うものだと「人気のグッズ」などがあります。
物置は、母屋よりも防犯対策が行き届かないケースが多いはずですので、泥棒などはそこにつけ込みます
貴重なものでなくても、脚立などを置いて施錠していないと上階や窓の侵入に使われてしまいます。
情報収集に使われる
外から見やすい物置であれば、泥棒などの情報収集に使われます。
物置の中にどんな物が入っているか、外からもわかりやすい。
物置の中や、周囲がずさんな状態だと「スキが多い家」と判断されてしまいます。
物置が死角を作っている
物置の周囲は、泥棒などが身を隠す場所になってしまいます。
また、物置と位置関係で母屋のベランダや窓などが死角なってしまい、泥棒などが作業しやすい環境を作っていることがあります。
まとめ
物置は、母屋への足場に使われます。また、物置が死角を作ってしまうことがあります。
ディンプルキータイプの補助錠は、ワンドア・ツーロックの基本を実行できる補助錠です。
ディンプルキータイプの補助錠は、ピッキングに強い補助錠です。
自分で取り付けできます。
外付けタイプなので「防犯意識の高さ」や「解錠の負担」を、空き巣などの侵入者に見せつけることができます。
反面、外付けタイプなので防犯対策の手の内を見られてしまいます。
また、外付けタイプは在宅・不在がわかりやすいデメリットもあります。
ただし、ディンプルキータイプの補助錠には常設ができて、在宅・不在がわかりにくい製品もあります。
外付けタイプの補助錠は、「内側からは開けられない」制約があるので、日々の生活では注意が必要です。
「内側からは開けられない」制約を活用できるケースもあります。