屋外(塀)の防犯対策
結論
塀の防犯対策は、以下が有効です。
- 塀の危険性を把握する
- 塀からの侵入をあきらめさせる
- 防犯センサーライトで夜間の防犯対策
- 防犯砂利で昼間も防犯対策
- 被害にあった場合を想定して防犯カメラ
以下、詳細にみていきます。
目次【記事の内容】
屋外(塀)の危険性
屋外(塀)の危険性は以下になります。
- 塀の周辺は明かりが少ない
- 泥棒の隠れ場所をつくる
- 覗き
- 塀は防犯対策の優先順位が低い
塀の周辺は明かりが少ない
塀の周辺は、玄関側に比べて明かりが少なく、夜は泥棒が活動しやすい環境になりがちです。
泥棒の隠れ場所をつくる
泥棒は「見られる」ことを嫌がります。
高い塀は、一見防犯効果が高そうですが、泥棒から見ると侵入後に身を隠しやすくなるので好都合です。
ボリュームのある生垣も外から家の中が見えにくく、泥棒に狙われやすくなります。
「プライバシーを守りたい」という意識が、外から見えにくい状態を招きますが、防犯上は要注意ということになります。
覗き
塀に登って覗かれるケースがあります。
「だから高い塀にすればいい」ということにもなりますが、こんどは泥棒が喜びます。
高い塀はコストもかかります。
塀は防犯対策の優先順位が低い
塀は家のなかでも防犯対策の優先順位が低く置かれやすく、ここを泥棒につけこまれます。
屋外(塀)の防犯対策
塀の防犯対策は、以下の方法があります。
- 防犯センサーライトを設置
- 防犯砂利を敷く
- 防犯カメラを設置
防犯センサーライトを設置
防犯センサーライトは、塀の周辺を明るくして泥棒に威嚇できます。
ただ、防犯センサーライトは深夜に猫などに反応することもあるので、ご近所への配慮も大事です。
防犯砂利を敷く
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
DIYで敷く場合は作業の負担を考えて、敷く場所や防犯砂利の素材、量などを検討された方がいいでしょう。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵、流出対策などメンテナンスでは注意点があります。
また、飛散、粉塵、流出、音などご近所への配慮も大事です。
防犯カメラを設置
防犯カメラは証拠能力が高く、被害にあった場合には警察の対応にも良い影響を与えます。
防犯カメラを塀に設置すると、侵入者(空き巣などの泥棒やのぞき犯)に防犯意識の高さを強くアピールできます。
設置の際は、隣家への配慮が大切です。配慮や相談なしに設置すると「ご近所トラブル」の種になりかねません。
双方で死角を補完し合うのもいいかもしれません。
塀に防犯センサーライトを設置する効果
塀に防犯センサーライトを設置する効果は以下になります。
- 異常の発見が早くなる
- 侵入者と鉢合わせになる危険を回避
- 防犯意識の高さをアピール
- 威嚇効果
- 日頃の負担が少ない
- 塀の周辺が明るくなる
異常の発見が早くなる
たとえば、帰宅途中で家の近くに来て、家には誰もいないはずなのに、塀の防犯センサーライトが点灯しているケースです。
この場合、すぐに危険を察知できます。家族に連絡ができるし、警察に通報することが可能です。
侵入者と鉢合わせになる危険を回避
帰宅時に、侵入者と鉢合わせになるのは非常に危険です。
塀の防犯センサーライトの動作がいつもと違うことに気づければ、そんな危険を回避できます。
防犯意識の高さをアピール
塀も「防犯対策している」ことを知らしめる効果があります。
防犯意識の高さをアピールできれば、泥棒などの侵入者に「ここはやめたほうがいい」と思わせることができます。
威嚇効果
泥棒が塀へ近づいてくると、防犯用の人感センサーライトが反応します。ここで侵入者に威嚇することができます。
塀の周辺が明るくなる
センサーライトを設置することで、塀の周辺を明るくできます。
泥棒などの侵入者は見られることを嫌います。塀の周辺が明るくなることで犯罪行為への牽制になります。
塀に防犯砂利を敷く効果
塀に、防犯砂利を敷く効果は以下になります。
- 侵入したのが音でわかる
- 塀の防犯意識の高さを見せる
- 侵入されたら音で威嚇
侵入したのが音でわかる
普通の砂利でも音が出ますが、防犯砂利はそれ以上の音が出るようになっています。
誰かが塀の周辺に侵入していると、防犯砂利を踏む音でわかります。
周囲が寝静まった深夜は、よけい音が響きます。
塀の防犯意識の高さを見せる
泥棒などの侵入者が塀の周辺に侵入する前に、防犯砂利の存在に気がつくことになります。
ですので、「塀にも防犯対策している」と知らしめる効果があります。
侵入されたら音で威嚇
泥棒などの侵入者は音を嫌います。人が砂利を踏むと、どうしても音が出ます。
泥棒などが不用意に塀に近づいて、防犯砂利に気づかずに踏むと予想以上(70デシベル以上)の音が出ます。
ここで、泥棒に威嚇することができます。
人間が「うるさい」と感じるのは60デシベル以上なので、効果は十分です。
泥棒などの侵入者が、一度これを経験すると次からこの家を標的にしづらくなります。
塀に防犯カメラを設置する効果
塀に防犯カメラを設置する効果は以下になります。
- 決定的な証拠
- 防犯意識の高さを見せる
- 侵入をあきらめさせる
決定的な証拠
防犯カメラの効果は、なんといっても証拠能力の高さです。
塀で被害にあった場合は警察に証拠として提出できますし、その証拠能力の高さから警察の動きも格段に違ってきます。
防犯意識の高さを見せる
侵入者は塀を観察して情報収集することがあります。
防犯カメラは離れたところからも設置がわかるので、「塀にも防犯対策している」とアピールする効果があります。
その塀に防犯カメラが設置してあると、「防犯意識の高い家」として警戒してくれる効果が期待できます。
抑止効果
泥棒などの侵入者は、「見られる」ことを嫌います。
塀に設置した防犯カメラの存在は、侵入の抑止効果としては絶大です。
泥棒に侵入を断念させる効果があります。
まとめ
塀は防犯対策を後回しにしがちですが、そこを泥棒などにつけこまれます。
防犯用センサーライトは、塀の周辺を明るくして泥棒に威嚇できます。
防犯カメラは証拠能力が高く、被害にあった場合には警察の対応にも良い影響を与えます。
防犯カメラを塀に設置すると、侵入者(空き巣などの泥棒やのぞき犯)に防犯意識の高さを強くアピールできます。
防犯砂利は歩くと音がするので、泥棒に威嚇できます。
DIYで防犯砂利を敷く場合は、作業の負担も考えて、敷く場所や量などを検討された方がいいでしょう。
防犯砂利は除草や飛散、粉塵、流出対策などメンテナンスでは注意点があります。
塀の防犯対策は、隣家への配慮や相談が大切です。配慮や相談なしに設置すると「ご近所トラブル」の種になりかねません。